BLOG

MA矯正歯科ドクターブログ

こんにちは、東京日本橋エムアンドアソシエイツ矯正歯科 院長の増岡です。
4月18日(木)に東京駅ステーションカンファレンスで開催された マウスピース矯正 導入コースで講師を務めさせていただきました。



マウスピース矯正は近年の患者さんたちのニーズの高まりもあり、矯正歯科医、一般歯科医を問わず注目を集めている治療方法です。



これからマウスピース矯正治療を導入しようとされている、40名ほどの歯科医師の先生方に向けて、マウスピース矯正治療を開始するにあったっての注意事項や治療に際してのチェックポイントなどについてこれまでに私が治療してきた治療例を提示しながら解説をさせていただきました。



従来のワイヤー矯正に比べ、手軽に始められるイメージをお持ちの方が多いようですが実際に治療を行ってみないとその効果や難しさについてもなかなかわかりにくい部分もあります。



参加された先生方のマウスピース矯正に対する期待を損なわないように、また過度に信頼しすぎることのないようにとの思いで講義をさせていただいたつもりです。


このコースを受講されることで先生方はマウスピース矯正装置を患者さんに処方することができるようになり、いわば運転免許を手にされた様なものです。



よく、相談のために来院された患者さんから「マウスピース矯正はどこの歯科医院でやっても同じなんですよね」とご質問を受けます。



マウスピース矯正装置はカスタムメイドの矯正装置ですから、患者さんお一人お一人によって治療の計画や歯の動かし方は全く異なりますし、また担当する歯科医師の考え方によっても作られるマウスピースは全く違うものとなります。



講演の途中や、終了後にも多くのご質問をいただき思ったより大変そうだなどと感じられた先生もおられたようですが、是非、今後も研鑽を積んでいただき、患者さんたちによりよい治療を提供していただければと思います。



正しい理解と知識に基づいたマウスピース矯正治療法が普及することを願っております。

マウスピース矯正における クリンチェック の重要性





【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。