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MA矯正歯科ドクターブログ

こんにちは、東京日本橋エムアンドアソシエイツ矯正歯科の増岡です。去る5月23、24日に香港で開催されたマウスピース型矯正装置のフォーラムにスピーカー(発表者)として参加いたしました。

当院で使用しているマウスピース型矯正装置(製品名:インビザライン、薬機法対象外)は世界中で使用されており、各国で定期的にフォーラムが開催されています。
日本でも昨年の9月と今年の3月にフォーラムが開催され、昨年9月のフォーラムでは私も子供向けのマウスピース型矯正装置についての講演をさせていただきました。

今回は日本からは私一人の参加でしたが、香港はもちろんですが、アメリカや中国からも多くの先生方がスピーカーとして参加されておりました。どの講演も大変興味深く、私もとても勉強になりました。



今回の講演では、私がこれまでに治療させていただいた方々の治療方法や治療結果について、私が普段どのように考えて治療計画を立てているかなどについて、いただいていた1時間の講演時間で精一杯お伝えしたつもりです。
英語での講演でしたので、細かいニュアンスがうまく伝わったか不安な部分もありましたが、講演後には多くの先生方からご質問をいただき、活発な議論ができたこともとてもよかったです。

香港ではInvisalign Experience Center という消費者の方が歯科医院に来院しなくてもマウスピース型矯正装置の仕組みや実際の製品に触れられるようなアンテナショップのようなものが今年の3月にオープンしたと聞きましたので、フォーラムの合間に早速見学して来ましたが、こちらもとても面白い試みだと思いました。

マウスピース型の矯正装置での矯正治療を希望される患者様は世界中でどんどん増えてきているようです。矯正治療を希望される方が増えることは我々矯正歯科医にとってとてもうれしいことです。その一方で正しい方法でマウスピース矯正が行われ、希望される患者さん皆さんが治療して良かったと思っていただければといつも思っています。

子供用マウスピース矯正装置について





【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。