はい、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は、出っ歯を改善し、美しいEラインを作ることが可能です。

Eラインは、顔の横から見たときに、鼻の先端と顎の先端を結ぶ直線を指しますが、理想的なEラインは、このラインに対して唇がやや後ろに位置している状態です。

インビザラインでは、マウスピースを交換しながら、少しずつ突出した歯を後方に移動させます。出っ歯の後方移動には、主に以下の3つの方法が用いられます。

①前歯を後ろに移動させる方法

前歯だけを後ろに下げることで口元を引っ込めることが可能ですが、この方法では歯を動かせる範囲が限られるため、大きな改善には限界があります。

②奥歯を後ろに下げる方法

奥歯を後ろに移動させて歯並び全体を後方に引っ込める方法です。前歯だけでなく奥歯も動かすことで、より効果的に口元の突出感を改善できますが、移動できる範囲には限界があります。

③抜歯を伴う方法

小臼歯(前から数えて4番目の歯)などを抜歯し、そのスペースを利用して前歯を後ろに移動させる方法です。この方法が最も効果的で、Eラインを整える際にも大きな改善が見込まれます。

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インビザラインによる出っ歯治療

インビザラインは抜歯のリスクが低い治療法であり、非抜歯やIPR(歯を少量削ってスペースを作り出すこと)などでも不正咬合を改善することが可能です。
しかし、特に口元の突出感を改善したい場合、抜歯を選択したほうが良いケースも考えられます。
当院では、抜歯+インビザライン治療にも対応しています。
これまで、一度は矯正治療を検討したものの「抜歯をするならインビザラインだけでは難しい」「ワイヤーを併用する必要がある」と言われて治療を諦めた方もいらっしゃるかもしれません。
当院の治療では、抜歯が必要な症例についても全てマウスピースで対応させていただいております。

以下の画像は、当院で抜歯を伴うインビザライン矯正で治療した患者さんの画像です。
下顎が後ろに下がり、理想のEラインを実現できました。


【患者】 30代女性
【主訴】 前歯の突出
【治療期間】2年3ヶ月 通院回数20回
【治療内容】上下左右の小臼歯4本を抜歯した後、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)を使用して主訴である前歯の突出の改善を行いました。
【費用】88万(税込)

抜歯が必要なケース

抜歯が必要かどうかは、以下の状況によって判断されます

  • 重度の不正咬合:歯が重なり合っている場合、抜歯によってスペースを作り、歯並びを整える必要があります。
  • 口元の突出感:口元が大きく突出している場合、抜歯によって前歯を後方に移動させるスペースを確保します。
  • 顔のバランス:Eラインに沿ったバランスを取るために、抜歯が必要なことがあります。
  • スペース不足:歯が大きく、顎のスペースが不足している場合、抜歯が必要です。

抜歯のメリットと注意点

Eラインを整えるために重要なのは、小臼歯の抜歯です。小臼歯を抜くことで前歯を後ろに移動させるスペースを作り、口元の突出感を改善します。

○メリット

  • 口元の突出感を大幅に改善できる。
  • 顔の横から見たときのEラインが整いやすい。
  • 治療後の歯並びが綺麗になり、見た目の印象が良くなる。

○デメリット

  • 抜歯に伴う痛みや腫れが一時的に生じる可能性がある。
  • 抜歯後の空間を埋めるための治療期間が長くなることがある。
  • 歯を失うことによる心理的な負担がある。

抜歯するか悩んでいる場合

抜歯をすることで、口元を引っ込め、横顔の印象を大きく改善できます。
しかし、抜歯にはさまざまなデメリットもあります。抜歯するか迷っている方には、非抜歯の場合のシミュレーションも提案します。抜歯と非抜歯での最終的なゴールの差をコンピュータ上で比較し、ご検討いただけます。
当院では無料カウンセリングを行っていますので、お気軽にご相談ください。

カウンセリングについて


■「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外)」を使用した治療リスク・副作用

■薬機法において承認されていない医療機器「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外)」について

当院でご提供している「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名 インビザライン 完成物薬機法対象外)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されてい ない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。

■矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

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