ガミースマイルの原因と治療法は?矯正治療でどこまで治るのか?
- 公開日:2022/12/08
- 監修者:増岡尚哉
- 更新日:2025/12/01
笑ったときに歯茎が大きく見えてしまうガミースマイル。
気になって、思いっきり笑えない…笑うときに口元を手で押さえたりしていませんか?
このガミースマイルがなぜ起こってしまうのか?その原因や治療方法について今回はご紹介していきます。
【目次】
1、ガミースマイルとは?
2、ガミースマイルの遺伝について
3、ガミースマイルの原因とは?
① 骨格や歯並び
② 歯や歯茎の大きさ
③ 唇や口周りの筋肉
④ 上顎の過成長
⑤ 歯茎の過成長(歯肉肥大)
⑥ 遺伝要素
4、ガミースマイルにはどんな治療法があるのか?
① トレーニング
② 矯正治療
③ ボトックス注射
④ 歯肉整形
⑤ セラミッククラウン
⑥ 上顎骨の外科手術(ルフォーI型骨切り術)
5、メール相談、オンライン相談も可能です
ガミースマイルとは?
ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎が大きく見えてしまう口元のことを言います。
歯茎や歯肉を意味する英語「gum」の形容詞である「gummy」が語源と言われています。
見た目がきになり、審美面でコンプレックスを感じている人も多いはずです。
口が閉じにくい状態になることから、口腔内が乾燥し口臭や歯周病、むし歯の原因にも繋がります。
ガミースマイルの遺伝について
小さいうちからみられる症状で歯や歯茎、骨格、筋肉などさまざまな要素が関係していると言われ両親、祖父母がガミースマイルならお子様もなる可能性が高いと考えられています。
遺伝的な要因でガミースマイルになったとしても、歯の生え変わりの時期に自然と改善される場合もあります。
基本的には、放置していて改善されることはありません。成長期に改善していくことが必要です。
ガミースマイルの原因とは?
ガミースマイルの原因は下記の3つがあげられます。
① 骨格や歯並び
多くの場合、骨格や歯並びがガミースマイルの主な原因です。上顎前突や過蓋咬合などの歯並びの不正により、歯茎が露出しやすくなります。幼少期の指しゃぶりなどで前歯が突出することも、ガミースマイルを引き起こす原因となります。
過蓋咬合や歯が生えている位置などによっても歯茎の露出量が増えてガミースマイルを生じることがあります。
② 歯や歯茎の大きさ
歯や歯茎の大きさが原因でガミースマイルになることがあります。
骨格や歯並びなどいくつかの原因が複合した結果でガミースマイルになるため、歯茎だけが原因というわけではありません。
歯に歯茎が被っている、平均よりも歯が小さいことでも歯茎などが強調されるためガミースマイルになるケースがあります。
③ 唇や口周りの筋肉
骨格以外でも口周りの筋肉や唇が原因であることもあります。
上唇を上げる力が強いと、笑った時に必要以上に唇がめくれ、歯茎の部分が露出してしまいます。
また、唇が薄い方の場合、少し口を開けただけも歯茎が見えることがあり、ガミースマイルが生じやすくなります。
④上顎の過成長
上顎が過度に発育している場合、歯茎の露出が増え、ガミースマイルが引き起こされます。この骨格的な問題は、治療には外科的手術が必要なこともあります。
⑤歯茎の過成長(歯肉肥大)
歯茎が過度に発育している場合も、ガミースマイルを引き起こします。歯肉肥大や薬の副作用による過剰な歯茎の成長が原因で、歯茎が露出しやすくなります。
⑥遺伝要素
ガミースマイルは、親や祖父母から遺伝する可能性もあります。必ずしも遺伝するわけではありませんが、家族にガミースマイルの方がいる場合、お子様の口元に注意してください。6〜12歳頃に治療を始めることで、成人後に矯正治療を行う場合よりも負担を軽減できることがあります。
ガミースマイルにはどんな治療法があるのか?
①トレーニング
軽度のガミースマイルであれば、歯茎が見立たなくするトレーニングです。
トレーニングによって笑顔の印象を変えることが出来ます。
「笑い方を意識して変える」という方法です。
具体的に、上唇を上げすぎないで笑う練習を繰り返し行います。
意識して口角を上げる練習。その状態で5秒間キープ。
同じく5秒かけてゆっくり戻す訓練をすることで改善出来る可能性があります。
②矯正治療
矯正での改善方法としては3つあります。
- 通常の歯列矯正
- 通常の矯正とアンカースクリューを使用した矯正
- みえない矯正(舌側矯正・インビザライン)
の方法で改善が見られます。
ガミースマイルの状態によって適している矯正治療があります。
さらに、外科手術と矯正治療の併用も有効です。特に、上顎骨の過剰発達が原因でガミースマイルが生じている場合、矯正治療だけでは十分な改善が難しいため、外科手術が必要になることがあります。この手術では、上顎の骨を削り後方に移動させ、歯茎の露出を減らします。これにより、咬合や顎の位置が改善され、自然な笑顔を作ることが可能になります。
③ボトックス注射
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌を注入し、上唇を上げる筋肉を弱め唇が上がりすぎるのを防止します。
注射の持続期間は数ヶ月から半年です。
何度か繰り返し行うことで、筋肉が弱くなり効果が切れた後でも以前より症状は軽くなります。
外科的な処置に抵抗がある方にとっては有効な治療法です。
④歯肉整形
歯茎が過剰に発達している場合、歯肉整形(ガムリダクション)を行うことで、余分な歯茎を取り除きます。レーザーや外科手術で歯茎の部分を減らし、歯の長さを強調して歯茎の露出を抑える治療です。手術後は短期間での回復が期待できます。
⑤セラミッククラウン
歯の大きさが小さい場合、セラミッククラウンなどを用いた歯冠延長術によって歯を人工的に延長し、歯茎の露出を減らします。この治療法は審美性も高く、歯並びや歯の大きさを改善することで自然な笑顔を作ることが可能です。
⑥上顎骨の外科手術(ルフォーI型骨切り術)
上顎の骨が過剰に発達している場合、外科手術によって上顎骨を適切な位置に修正します。上顎の骨を切開し、前方に突出している部分を引き下げることで、歯茎の露出を減少させます。重度のガミースマイルには効果的な方法ですが、手術後の回復には時間がかかります。
メール相談、オンライン相談も可能です
男性よりも女性に多い、ガミースマイル。
愛嬌があってチャームポイントと思う方もいれば、コンプレックスと感じている人も多いはずです。
そのままにしておくと口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病の原因にも繋がります。
そのような時に歯科医院で治療ができます。
直接、出向くことに勇気がいると思われているのでしたら、メールでご相談してみてはいかがですか?オンラインでの相談も随時受け付けています。
今、感じているコンプレックスを解消してみませんか?

監修者:増岡尚哉
歯科医師・歯学博士(D.D.S. , Ph.D.)|マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)の講師として歯科医師向けに講義・講演活動をしています。
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