COLUMN

歯列矯正の基礎知識コラム

【監修:増岡尚哉】



「以前、矯正治療をしたけど、最近歯並びが悪くなってきた気がする」こんな風に感じていませんか?実は、歯並びが元に戻る「後戻り」の再治療は、一回目の治療とは違った特有の<リスク>があります。今回は、再度矯正をしなければいけなくなってしまった時のための、不安やお悩みなどをお答えしていきます。

【目次】
1、矯正治療のやり直しが必要になる人はどんな人?
 ・以前に歯列矯正をし、後戻りした方
 ・3年以上歯列矯正をしているが効果を実感できない方
 ・歯列矯正中だが歯肉が下がってきたと感じている方
2、再矯正できるケースとできないケース
3、再矯正で考えられるリスク
4、再矯正で失敗しないための注意点
5、再矯正の方法
6、再矯正でインビザが選ばれる理由
7、再治療で迷ったら、認定医が在籍する当院にご相談ください

矯正治療のやり直しが必要になる人はどんな人?

再度、矯正治療が必要なパターンは大きく分けて3つあります。

  • 矯正治療をしたが後戻りしている
  • 現在、矯正治療をしているが納得いかない、効果がない
  • 現在、矯正中だが歯肉が下がってきたと感じる

詳しくお伝えしていきます。

以前に歯列矯正をし、後戻りした方

後戻りをする理由が4つあります。

1    保定装置を使っていない
矯正治療をした歯は、治療直後はまだ、アゴの骨に固定されていません。骨にしっかり固定されるまでには3年程度かかります。この期間に、保定装置を使用していないと歯は動いてしまいます。固定されるまではしっかり保定装置を使用する必要があります。


2    親知らずがある
親知らずが出てくる時に、他の歯を押してしまいせっかく矯正治療した歯が動いてしまう可能性があります。矯正前にできれば親知らずは、抜歯することをオススメします。


3    歯周病
歯は歯槽骨で支えられています。歯周病になるとその歯槽骨が溶けてしまい、歯を支えることができなくなってしまうため、自然に抜けてしまったり、せっかくの矯正治療で歯並びを改善しても支えられなくなってしまい動いてしまうことがあります。


4    歯ぎしり・くいしばり・習癖がある
歯ぎしり・くいしばり・舌の習癖があると、後戻りする原因になりますが。
矯正したばかりの歯は、骨に固定されていないため、強い力がかかったり、舌で押してしまうと母移動してしまいます。

3年以上歯列矯正をしているが効果を実感できない方

3年以上矯正治療をしているが効果を実感できない時は、治療の内容を見直すことが必要かもしれません。
最初にシミュレーションなどで見た様に予定通りに、歯が動かない場合もあります。
何かしらの問題が起きている可能性があります。

・治療期間がかかってしまっている
・矯正治療をしたが、治療前より悪くなっている

など、再度、治療方針を見直すことをオススメします。

歯列矯正中だが歯肉が下がってきたと感じている方

矯正治療をしたが、歯ぐきが下がっていると感じたことはありせんか?
特に歯ぐきが薄い部分で起こることがあります。このことを「歯肉退縮」と言います。
これは矯正で歯を動かすときに強い力がかかってしまったことによるものです。
矯正治療中は歯磨きが難しく、汚れが残ってしまうことがあります。
磨き残しがあることから、歯茎が炎症し歯肉退縮の原因になります。だからといって、頑張って磨きすぎることも、歯茎に力をかけ過ぎてしまうことでも歯茎が下がることにつながるため、ブラッシングの方法を歯科医院で教えてもうことが必要です。

無料相談はこちらから

再矯正できるケースとできないケース

基本的に再矯正はできます。
しかし、できないケースもあります。それは、最初の矯正時に、歯肉退縮を起こしている状態や歯根吸収しているケースです。
この状態で再矯正をすると、より歯に力の負荷がかかってしまい歯を失ってしまう原因になります。
歯周病が進行していても歳矯正をすることが困難な場合があります。歯槽骨が溶けてしまい、支える骨がなくなってしまう歯周病は、矯正装置で歯を動かすことにより、その力で抜けてしまうことがあるためです。

再矯正で考えられるリスク

再矯正で考えられる代表的なリスクは次の3つです。

1    歯根吸収
歯根吸収とは元々あった根っこの長さが短くなってしまうことをいいます。
原因としては、歯に強い力が長期間かかってしまったときにおこります。矯正装置をつけて一定期間
強い力がかかると起こってしまうケースがあります。


2    歯肉退縮
歯肉退縮とは、歯茎が舌に下がってしまい根っこの部分が見えてしまうことをいいます。
矯正治療などで無理な力がかかってしまうと、歯肉退縮の原因になることがあります。


3    むし歯
再矯正だから虫歯ができる・・・というわけではありませんが、装置が歯につくので歯磨きは難しくなります。歯磨きが不十分だと、汚れが残っているためむし歯や歯周病のリスクが高くなります。

再矯正で失敗しないための注意点

矯正治療をするには、ある程度時間と費用がかかります。
その点を抑えることばかりを考えて歯科医院を選んでしまうと、失敗してしまうことがあるので
再治療を検討しているのであれば、まずはしっかりと情報収集をすることをオススメします。
1つの医院で決めるのではなく、何件か歯科医で話を聞いたりして方針を聞き、事前の資料どりをしてみましょう。
その中で、説明がわかりやすいなど納得のいく歯科医院での治療を決めていくことが重要です。
費用を抑える、短期間で治療ができるというところだけに飛びつかないことが大切です。

再矯正の方法

再治療の方法は、マウスピース矯正(インビザライン)、ワイヤー矯正の2つの方法です。

・ワイヤー矯正
歯の表面に装置をつけて、ワイヤーで歯並びを改善する方法です。
一番は、装置が表面つくため見た目が気になるでしょう。
装置は固定式の為、外すことはできません。そのため、装置が頬に当たり口内炎ができてしまうことや、
歯磨きが難しく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。


・マウスピース(インビザライン)
インビザラインは、装置が透明なので、目立ちにくいのがメリットです。
歯の表面に、アタッチメントと呼ばれるものが付きますが、装置自体は外すことができるため食事や歯磨きは、ブラッケトの装置よりも綺麗に磨くことができるため、むし歯や歯周病のリスクを下げることができます。

再矯正でインビザが選ばれる理由

ワイヤー矯正をしていて、再矯正をする方は、インビザラインを選ばれる方がいいと思います。
見た目と、痛みです。
ワイヤー矯正は、装置が歯の表面につき見た目が気になります。一度この治療方法でされた方は別の方法を考えるでしょう。
インビザラインが再治療で選ばれる理由としては、見た目。
装置が透明なので今までの装置よりは分かりにくくなります。そして、痛みです。
従来のワイヤー矯正よりは痛みが少なく生活をしていくことができます。
再度、矯正治療をするのであれば、少しでもリスクを減らしたいですよね。
インビザラインは、治療計画を事前に見ることができます。治療後の状態をシミュレーションし、術後の状態を、治療前に確認することができます。事前に、確認できることは安心材料に繋がります。

再治療で迷ったら、認定医が在籍する当院にご相談ください

再治療で迷ったらまずは、医院選びです。
そのポイントとしては

  1. 矯正の認定医がいる
  2. カウンセリングがある
  3. 治療計画をしっかり説明してくれる

以上のような点で、歯科医院を選ぶことをオススメします。

矯正認定医がいるということは、歯科医師に矯正技術・知識ともに高いレベルで治療を行うことができます。

カウンセリングは大変重要です。長期間治療が必要であり、高額な治療を行うことになります。歯科医院選びのポイントとして、無料でカウンセリングを行ってくれることはとても大きなポイントで、その医院がどんな医院なのか?を知る一歩につながります。

そして、治療計画をしっかりしてくれること。当医院では、治療計画をしっかりと立てる際にレントゲン・動画・シミュレーションをして治療計画を立てます。

一度、矯正治療を経験しているからこそ、2回目の再治療には慎重になります。できる限り、その不安を取り除けるよう、当医院でサポートできればと思います。

当医院には、教師認定医も在籍しています。お気軽にご相談してみませんか?