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MA矯正歯科ドクターブログ

【監修:歯科医師 / 矯正指導医 増岡尚哉】

はじめてマウスピース型矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)をはめた人が最初に苦労するのが、アライナーの取り外しです。

歯にピッタリとはまっているので、爪が長い人や短い人はアライナーに引っかからずに上手く外せないことがあります。アライナーの外し方にはコツがあるので、ご紹介します。


奥歯の内側に爪を引っかけて、外側に開くように外して下さい。奥歯の上にアライナーが乗るぐらい外すと後が楽です。


次に反対側の奥歯を外します。片側の奥歯をはめたまま前歯を外すと前歯に強い力がかかりやすいので、左右両方の奥歯を先に外した方が良いです。


両方の奥歯が外れたらあとは前歯だけになるので、両手で前歯の外側と内側をつまんで、外側にゆっくりと外します。



はめるときは前歯から合わせます。指でぐっと押して前歯をはめたあと、奥歯をはめていきます。


奥歯は外側から内側に向けて押します。




アライナーリムーバーの使い方

爪が長かったり短かったりすると、アライナーを外すのが難しいときがあります。そういうときはアライナーリムーバーを使って下さい。いくつか製品がありますが、ここではバイオデント社のアライナーリムーバーを紹介します。

アライナーリムーバーを水平にして、アライナーのフチにかけます。そのままアライナーと歯の間に空気を入れるように開きます。







【矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について】

① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。