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MA矯正歯科ドクターブログ

こんにちは、エムアンドアソシエイツ矯正歯科の増岡です。話題になっている マウスピース矯正のデメリット についてお話しします。

目次




当院で使用しているマウスピース型矯正装置(製品名インビザライン、完成物薬機法対象外)は、は日本での発売が始まって12年以上が経ちました。その間に世界中でもマウスピース矯正は広がり、現在世界中で600万人以上の患者さんに提供されてきました。


なぜ、そんなに早いスピードで普及したのでしょうか?


患者さんにとっても目立たない、取り外せる、通院回数が少ないなどメリットが大きいことももちろんありますが、取り扱う歯科医院側にも多くのメリットがあることも大きな要因であると思います。それではマウスピース矯正のデメリットはあるのでしょうか?


一般的に言われる マウスピース矯正のデメリット としては



  • 紛失の可能性がある

  • 装着時間が短いと歯が動かないため使用状況が悪いと治療期間が長くなる

  • 新しい治療法のため治療結果の長期安定性についてはワイヤー矯正よりも不明確である

  • 医療機器法対象外の医療用具であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外である


などが挙げられると思います。

これ以外に現状でマウスピース矯正を検討される場合のデメリットとして

取り扱い医院が急速に増えていて違いが分かりにくい(どうやって選べばよいかわからない)


ことがあげられると思います。


従来型のワイヤーを使った矯正法は細かな調整が必要で、ブラケットと呼ばれる金具を歯の正しい位置に設置しないと歯並びがまっすぐになりません。またワイヤーを曲げる技術が正確ではないとうまくかみ合わせを整えることはできません。そのため矯正歯科を勉強するには歯科医師になった後に、少なくとも5年程度の年月が必要でした。

それがマウスピース型矯正装置(製品名インビザライン完成物薬機法対象外)の登場により、誰でも簡単に矯正治療を始めることができるようになったと錯覚されてしまいました。

インビザライン アライナー (マウスピース)

マウスピース矯正装置での歯の移動方法はワイヤー矯正とは違います。ワイヤー矯正よりも得意な歯の移動方法もあれば、不得意な移動方法もあります。


同じようなかみ合わせでも歯を移動させる順番を変えた方が治療は効率よく進む場合もありますので、やはりマウスピース矯正、ワイヤー矯正に限らず、矯正治療全般に対する十分な理解と経験が必要なのですが、実際に治療する歯科医師がどこまで理解しているかを客観的に把握するすべは、残念ながら今のところありません。

マウスピース矯正における クリンチェック の重要性

この辺りは、現状では患者様にとってのデメリットと言えるでしょう。



現在、技術的にも製品的にもマウスピース型矯正装置での矯正治療は、従来のワイヤー矯正と比較しても遜色のないレベルの治療が可能であることは論文などでも紹介されているところです。


もし、マウスピース矯正の歯科医院選びでお困りでしたら、ご自分と同じようなかみ合わせの方が実際にどのように治っていくのか?などについてお聞きされると良いかもしれません。


みなさんのマウスピース矯正治療が快適に進みますように。